• 佐藤 寿子

みんな、様々な出会いからキャリアを引き寄せている!ハプンスタンス理論から考えてみる。

突然です!日本にある企業、学校はどれくらいあると思いますか?

少し想像してみましょう…!



さて。

統計局の「平成28年経済センサス」(平成30年発表)によると、企業は385万6457社。

文部科学省の「文部科学統計要覧(平成30年版)」によると、学校は5万6643校。


こう見ると、国内には、企業が約400万社、学校は約6万校があります。

何だかたくさんですね!


この中から、様々な経緯を経て、入ることを決めたオンリーワンの企業や学校に入られた皆さん。

そう思うと、自らで選択をしたからこそ、今があるように感じてきませんか?


今回は、「仕事や学校の選択の話」ということではなく、この選択に大きく関わっている背景を少し考えてみたいと思います。


背景とは、様々な出会いを通じて、人生が動き出す「計画的偶発性」である、「ハプンスタンス理論」が強く関係しているのかなと思います。


この「ハプンスタンス理論」は、スタンフォード大学大学院 名誉教授であり、教育心理学者(キャリア論の専門家)であったジョン・D・クランボルツが唱えました。


① 個人のキャリアは、予期しない偶然の出来事によって8割が形成される。(成功したビジネスパーソン数百人のキャリアを分析、8割は「自分のキャリアは予期せぬ偶然に因る」と答えた)

② その偶然を主体性や努力で最大限活用し、キャリアを歩む力に発展させることができる。

③ 偶然を待つのではなく、意図的に生み出すように行動し、周囲の出来事に気を配ることでキャリアを創造する機会を増やすことができる。

④ 計画された偶発性は、以下の行動特性を持っている人に起こりやすい。「好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、冒険心」。この5つの資源を開発することで自分では意識しない「偶然」の種を蒔く力が育まれる。

といった観点。


「好奇心を柔軟性を持って新しいことに取り組む」、「ひとまず動く」、「チャンスは来る、とことん集中して成し遂げよう」、「違うと思ったらまた考え直せばいい、挫折や失敗は何とかなる」などこういったマインドや行動がキャリアを形成していくと説いています。


確かに、私も仕事をしていく中で、思いがけず声がかかって独立したことがありましたし、キャリアコンサルタントという仕事にも出会えたのも巡り合わせのような気がします。そう考えると、偶然の出会いがキャリアを引き寄せることって身近にありますよね。


クランボルツが書いた「その幸運は偶然ではないんです!」があります。こちらは、ハプンスタンスを強化するための本としてもいいですし、実例も40数件と多く掲載されているので、読み物としても面白いと思います。

「偶然」という不確実な言葉が不安になる方もいるかもしれませんが、これまでの人生の歩み方は全て、計画的でしたか?そう考えると、少しゆるく捉えることができるかもしれません。

一度しかない人生、今いる場所のかけがえのなさ、今後どう生きようかなど色々と考える時にヒントが隠れているかもしれません。



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