- 佐藤 寿子
焦っている時は物事を決めるより、焦りの根源を深掘りしてみる
6月に入りました。梅雨が本格的にやってきますね。
その前に雨が多い5月だったとも思いますが、皆さん体調はいかがでしょうか?
さて。
相談をお受けしていると、春というスタートの時期と言うこともあり、
焦りや不安の中にいる方が少なくない印象です。
まだまだコロナ禍ということもあり、世の中が活発でないこともあるかもしれません。
加えて、周りが生き生きしている雰囲気を見て、自身に対して、「これでいいのか」、
「もっとこうなくてはならないのか」など思ってしまうこともあるようです。
タイトルの通りですが、焦っている時は物事を見る目が狭くなっていることが
往々にしてあります。
その中で、何かを決めると、後々その決定に対して見えていなかった部分や確認しそびれてしまった部分が明るみになって苦しくなることもあります。
転職など大きな節目を迎える際は、総点検をすることをお勧めしたいです。
目の前の新しい仕事のメリット、デメリットや報酬などの条件はもちろん、今後のご自身の望む生き方にもつながるか、無理のない選択をしているか……など。
そうでなくても、今の状況を少し立ち止まって、考えてみましょう。
シンプルに「私、今 どんな状態?」、「何か急いでいない?」といった感じです。
ただ、それだけだと、焦りが解消されることは難しいと思います。
大切にしたいこと、価値観、欲など各々、様々持っています。人間であれば、どんな状況でも思うことは当たり前だとも思います。自由ですし。
そこで、自分の望みがなぜ解消できないのか、その原因は何か。
そこを深堀りしてみることです。
自身がどんな時につまづきを感じやすいか傾向をつかむことができるかもしれません。
人によっては、全て考えをマインドマップのように色々書き出してみて、
俯瞰してみることが有効の方もいます。
1人で難しい場合は、キャリアコンサルタントに相談して、
ご自分の強みを明確化したり、客観的な視点で新しい気づきを得ることもいいでしょう。
相談する方のご性格にもよるかと思いますが、
1回~数回で終了する方も少なくないです。是非お試しください。
