• 佐藤 寿子

高田賢三さんから学ぶ、夢実現に向けて前進する力。

高田賢三さんの自伝「夢の回想録」から、キャリアを考えていこうと思います。

ファッションブランド、KENZOの創設者ですね。


出典元:Amazon


今から4年前の2017年に出版されています。膵炎がきっかけでこれまでの半生を見つめ、

取りまとめた自伝のようです。


装丁も素敵なんですよ。見返しがビリジアンのようなグリーンで。

帯がビビットなピンクなので、対照的にまとめられていて。

センスが、やはり素敵ですね。一気読みです、面白くって!


カール・ラガーフェルドやイヴ・サンローランなど著名なデザイナーも

現役時代からの仲間として描かれていたり、海外セレブリティも

よく文中に登場されるので色々と想像できるのも楽しいです。


刺激溢れる時代背景や、パリの多様性を受け入れる姿勢など

カルチャーが息づいていて、何だか無性にパリに行きたくなります!

(海外旅行が難しい今だからこそ、余計気持ちが募ります…!)

本著は、幼少期の頃からのストーリーが展開していきますが、

そこで印象的だったこととしては、小さい時から年齢の近い姉妹と人形遊びが

楽しかったこと、絵が好きだったこと。

ただ、家業が傾いた思春期において、

海外とのつながりを持つために堅実に大学へ進学したこと。

それまで女性限定だった文化服飾学院が

男性にも門戸を開いたことを新聞で知り、入学を決意したこと。

資金を働いて自身で貯め、家族から上京を許されたされたこと。


強いパワーを感じます!!


文化服飾学院在学中に、花の9期生との出会い。

切磋琢磨できる良き仲間であり、

ライバルであるコシノジュンコさんなど、

今も尚、活躍されているデザイナーの方の名前も同期として出されています。


「計画された偶発性」がこれでもかと連発していますが、

それもこれも、運というだけには留まらないほどに

Kenzoさんの類いまれなる努力と才能とがあって、

たぐり寄せたんだなぁと感じます。単に、

この「計画された偶発性」は、

心理学者のジョン・D・クランボルツ教授によって

1999年に発表されたキャリア理論。


教授がビジネスパーソンとして成功した人のキャリアを調査したところ、

そのターニングポイントの8割が、本人の予想しない偶然の出来事に

よるものだったそうで、このことを根拠にこの理論を展開しました。


思わぬ出会いがキャリアや人生に与える影響は数知れないということですね!

そして、この「計画された偶発性」は、

彼の「好奇心・持続性・楽観性・柔軟性・冒険心」が引き寄せたのでしょう。

この5つの観点も、引き寄せるためには必要だとクランボルツ教授は

説いています。


皆さんも、ご自身のこれからにワクワクして過ごしてみると、

何かご縁が出てくるかも…?!

それだけ、将来のことは不確実性が高いということですね。

少し話を進めると、

その後、本業のメーカーでのデザイナーをしつつ、

Kenzoさんはタレントの衣装も制作する中でパリに行くことを決意。


1年ほど本場のファッションを知るために休職し、海路でパリへ渡ります。

旅すがら、様々な国で見聞きするものも

これからのKenzoブランドを予感させます。

その後、パリでの活動からのショップオープン…と。


気になる方は是非、お読みください!!

残念ながらKenzoさんは、新型コロナウィルスで逝去されましたが

彼のスピリッツは、今も尚、この本には息づいていますし、

そこから触発されて、動き出す方もいるんじゃないかなと感じます。


私も前進する力のヒトカケラをいただきた気がします。

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